大玉中学校日記

出来事

いよいよユニバーサルスタジオへ ~修学旅行記Part4~

【4月15日(水)その弐 京都から大阪、そしてUSJ】 
 タクシーによる研修を終え、各班ともお昼過ぎには京都駅に到着しました。昼食は京都市内や駅の周辺でゆばなどの京料理、お好み焼き、とんかつ、洋食、バイキングなど班ごとにバラエティーに富んだメニューを楽しんだようです。
 多くの班は京都駅発13時から13時30分までの電車(JR線)を利用し、二度の乗り換えを経てUSJに移動しました。京都駅からユニバーサルスタジオ駅までの料金は800円。ここでJR料金のミステリーに遭遇しました。私は大阪で用事があったため京都駅から大阪駅までの切符を購入しました。料金は560円。下車した後、用事を済ませ、改めて大阪からユニバーサルスタジオ駅までの切符を購入しました。料金は180円。京都駅からの料金と合わせると、何と740円なのです。途中下車した方が下車なしで行くよりも料金が安くなる?添乗員さんによれば、距離数で一律に料金を定めているJR線では、比較的短距離の移動の際に稀に起こる現象だと言うことです。ちょっと得した気持ちになりました。
 班ごとにホテルに到着した生徒達は、14時過ぎにはUSJに入場し、思い思いにアトラクションを楽しみました。我々引率団も15時過ぎには入場、子どもたちに負けじと園内を歩き回ります。「ウォーターワールド」「ハリー・ポッター」「ジュラシック・パーク」「スパイダーマン」の4つのアトラクションを楽しみました。平日の午後で、時々雨の降る肌寒い日であったため、普段より入場者数は少なかったせいか、通常1時間半待ちと言われている「ハリー・ポッター」には40分足らずで乗ることができました。時折遭遇した大玉中の生徒達は、大きなお土産袋を抱えながらいずれも生き生きとした表情で、USJを満喫していたようです。パークに隣接するユニバーサルシティにある飲食店で班ごとに夕食を済ませ、集合時間の20時45分までには、すべての班がホテルに戻ってくることができました。この日の私の歩数計は22,400歩を記録していました。22時30分の見回りの際は、子どもたちすべての部屋が寝息に包まれていました。


生徒達は、班ごとにお気に入りのコスチュームでパーク内を散策しました。

日の入り直前の魔法使いの住むホグズミード村の光景です。映画のワンシーンのようでした。

「千年の都」京都で充実した班別研修~修学旅行記Part3~

【4月15日(水)その壱 千年の都「京都」】 
〈早朝散歩~三条のホテル周辺~〉
 2日目の朝、外はあいにくの雨模様。生徒の起床時間までホテル周辺を散策しました。最初に訪れたのはホテルの真向かいにある「本能寺」。織田信長が明智光秀に討たれた場所として有名です。当時の建物は本能寺の変で消失し、後に豊臣秀吉がこの場所に移築したとされています。境内には信長公の墓所がありました。続いて三条大橋に向かいました。ホテルからは徒歩5分の距離です。東海道五十三次の西の起点となる橋です。社会科の歴史で勉強する十返舎一九の「東海道中膝栗毛」に登場する弥次さん喜多さんの像を橋の西側で見ることができました。森鴎外の小説で有名な高瀬川沿いの道を通りホテルに戻ります。川の両側は石畳で整備され風情あるたたずまいです。わずか200m足らずの道沿いで「池田屋騒動跡」「武市瑞山(半平太)寓居跡」「佐久間象山遭難の地」「大村益次郎遭難の地」といった石碑を発見することができました。幕末・維新の歴史に興味があるものにとっては朝からドキドキの連続でした。30分足らずの散策でしたが、世界文化遺産に代表される建造物とはまた違った千年の都の奥深さを実感することができました。
〈京都班別自主研修~タクシーの運転手に感謝~〉
 バイキングの朝食を終えた後、午前8時過ぎから京都の班別研修のスタートです。3~4名
が1班となりタクシーに乗車し、各班毎に計画したコースを巡ります。一番の人気のスポットは「北野天満宮」。合格祈願を目的に24班中8班が訪れました。建造物としては「二条城」を
訪れた班が多かったようです。
 私が、京都でお勧めの場所の基準の一つとしているのが、中学校の歴史の教科書に写真入りで掲載されている建造物や仏像です。現在の教科書には、建物では金閣、銀閣、清水寺の写真が掲載されています。仏像はわずかに1つ。その仏像に約20年ぶりに対面したく、タクシーの運転手に案内していただきました。向かった先は太秦にある「広隆寺」。日本で最も人気のある仏像の一つとされている弥勒菩薩が安置されています。着いたのは9時過ぎ、開館すぐの時間に訪れたのにもかかわらず、数組の修学旅行生がタクシーを利用して参拝に訪れていました。
 この日夜の班長会で、多くの班長から「タクシーの運転手さんとたくさん話ができて良かった」「タクシーの運転手さんに予定にない場所まで案内していただき楽しかった」という感想が聞かれました。京都のタクシードライバーのガイド役としてのクオリティーの高さを改めて実感することができました。


夜明け前の三条大橋。生徒達に散策させる時間がとれなかったことが残念でした。

北野天満宮。平安時代に活躍した菅原道真公をお祀りしています。学問の神様としての信仰を集めています。

京都の「おばんざい」を食す サプライズ交流も~修学旅行記Part2~

 【4月14日(火)その弐 京料理に舌つづみ】  
 旅の楽しみのその土地の名物を食すること。修学旅行の初日は京都の食文化の一端を体験しました。
 昼食は清水坂にある「清水順正おかべ屋」で、豆腐や生麩を使った煮物、京漬け物などが盛られた京風弁当をいただきました。早朝の出発で、時刻も午後一時過ぎとなったため、「空腹は最大のご馳走」とばかり、多くの生徒が上品に味付けされた炊き込みご飯をおかわりしていました。
 すべての見学を終え、ホテルにチェックインする前に、京都駅近くの「きょうと和み館」で夕食となりました。京都御所や金閣の見学で雨に見舞われ、体の冷えた一行にとってメイン料理の「鶏肉と九条ネギの京風すき焼き」や「京風茶碗蒸し」はとてもありがたい献立でした。すき焼きの割り下は思ったより濃い味付けで、ご飯にのせ、卵をかけておいしくいただきました。夕食会場では、すてきなサプライズがありました。同じフロアで一緒になったいわき市立赤井中学校の生徒と本校生が、「ごちそうさま」のあいさつの時に、互いに拍手でエールの交換を行ったのです。誰とはなく笑顔が溢れ、和やかな時間と空間を共有することができました。


昼食の京風弁当。いろとりどりのおばんざいが玉手箱のように盛りつけられていました。


 京都御所の見学はあいにくの雨に見舞われました。格式を重んじる皇室のしきたりを学びました。


  夕食のお膳です。京風だし巻きき卵の薄い味付けとすき焼きの濃いめの味付けが対照的でした。

世界文化遺産見学(清水寺・京都御所・金閣) ~修学旅行記Part1~

 4月14~16日,二泊三日の日程で、3年生は関西方面での修学旅行を実施しました。充実した活動を通して、大きな成果が得られた修学旅行の様子を数回に分けて紹介します。
【4月14日(火)その壱 出発式、京都市内観光(清水寺~京都御所~金閣)】 
〈修学旅行は「試されるとき」〉
  午前6時20分、昇降口前で行われた出発式で私から次の話をしました。
 「修学旅行は皆さんが『試されるとき』です。あいさつ日本一を目指す学校の生徒として、初めて訪れる土地の初対面の人たちに、校内と同様に元気で気持ちの良いあいさつができるかどうか、学校を離れた場所で集団行動のマナーやルールを遵守できるかどうかなど、大人としての成長が『試されるとき』です。大玉中生としての自覚ある行動に期待しています。」
〈世界文化遺産見学〉
 飛行機(福島空港→伊丹空港)とバスを乗り継ぎ、正午前には最初の見学地である京都清水寺に到着しました。天候はあいにくの雨で傘を差しての見学となりました。両側に土産店が並び、たくさんの観光客で混雑する清水坂を登り、清水寺に到着した一行は、バスガイドさんの説明を聞きながら清水の舞台から京都の町並みを見下ろしました。その後、「音羽の滝」の御利益にあやかろうと行列に並びました。「延命長寿の水」、「恋愛成就の水」、「学問上達の水」と言われている三本の水の一つだけを選んで一口だけ飲むのが流儀となっていて、子どもたちはそれぞれの思いから滝の水にひしゃくを伸ばしていました。見ていた限りでは「延命長寿の水」が人気のようでした。京都御所見学時にピークとなった雨脚も、本日最後の見学地、金閣を見学する頃には傘がいらない程度に小ぶりとなりました。曇り空からの日差しでも金色に輝く金閣をバックに、盛んにシャッターを切る子どもたちの姿が印象的でした。


「清水の舞台」で身を乗り出し撮影にあたる、同行していただいた伊藤カメラマンです。


向かって左から「延命長寿の水」、「恋愛成就の水」、「学問上達の水」です。


雨も上がり、曇り空ながら池にその姿を映す金閣。何度見ても美しい光景です。

仮面ライダー、セーラームーン、そしてエレン・イェーガー

 先週、1、2年生の学年集会で話をする機会をいただき、次のような話をしました。       『私は、学期ごとにスローガンを決めて、皆さんに取り組んでもらうよう働きかけることにしています。今日は一学期のスローガンを発表します。これから3枚の写真(仮面ライダー、セーラームーン、エレン(進撃の巨人))を見せます。これらから連想されるスローガンを皆さんで考えてみてください。
  仮面ライダー、セーラームーンそしてエレン(進撃の巨人)の共通点は「変身」です。一学期のテーマは「変身」としました。新学期は皆さんにとって「変身」のチャンスです。1年生は学校が変わり、2年生は学級が変わりました。今までの自分を変える、新たなことにチャレンジする絶好の機会であるととらえてください。
 では、どのように変身をしたらよいのでしょうか。まずは、変身した自分の姿、すなわちはっきりとした目標を立てることです。たとえば「英語を得意教科にする」という目標を立てたとします。英語の時間に積極的に発表する変身した自分の姿を想像します。この目標を「達成目標」と呼びましょう。しかし何もしなければ目標をクリアすることはできません。そこで具体的な目標を決めます。これが「行動目標」です。行動目標は2つ立てましょう。1つは「今までできなかったことに挑戦すること」、もう1つは「好きなことを少し我慢すること」です。「英語の授業がある日の前日は、自主的に予習をする」「ゲームの時間を30分少なくしてその時間を確保する」などが行動目標となります。首尾良く英語が得意教科になったら、更なる達成目標を立てましょう。「定期テストで80点以上とる」→「英語検定3級に合格する」→「海外留学を果たす」→「外交官になる」…。目標は、可能性は無限に広がります。
  皆さん一人ひとりが勉強や部活動に目標をもって取り組み、一学期が終わる頃にはどのように「変身」した姿を見せてくれるか楽しみにしています。』

ヘルメットを着用し安全な通学を~自転車実技講習(1年)~

  4月7日放課後、1年生の自転車通学希望生徒を対象とした自転車実技講習を実施しまた。担任による車体点検の後、それぞれの自転車に通学用として認められた証のステッカーが貼られました。次に村から寄贈されたヘルメットが配付され、安全担当の遠藤大先生から、首紐が緩まないようにしっかり着用するようお話がありました。最後は、ヘルメットを着用
した実技試験です。ややふらつく生徒はおりましたが、全員無事合格、自転車通学が認められました。
  なお、お子さんを通じて自転車保険加入に関する案内を配付しました。近年、自転車事故による賠償責任が厳しくなっております。万が一の場合に備えた加入をお勧めいたします

guest(客)からmember(一員)、やがてregular(戦力)へ

  4月8日、体育館を会場に生徒会主催の対面式が開催されました。
 最初に生徒会長から「皆さんを大玉中の仲間として迎えられたことを嬉しく思います。」と歓迎の言葉が述べられました。次にALTのデイビット先生にお手伝いいただいて、私から「中学生になり、本格的な勉強がスタートする英語を使ったお話しをします。1年生の皆さんは、昨日まではguest(お客さん)でしたが、この対面式を終えると大玉中の正式なmember(一員)となります。ですから「あいさつ日本一」を目指す学校の生徒として、先輩たちを見習い元気で心のこもったあいさつができなければなりません。そして、やがては先輩に追いつき追い越せという気持ちで生徒会活動や部活動でregular(戦力)として活躍してくれることを期待しています。この後、先輩たちから生徒会活動や部活動に関する説明やデモンストレーションがあります。良く話を聴いて活動する委員会の仕事を知り、入部したい部活動を決める際の参考にしてください。」という話をしました。                    
  式では、最初に生徒会庶務の生徒から、生徒会が取り組んでいる「あいさつ運動」や「アルミ缶回収」の説明が、生徒会監査委員の生徒から、専門委員会の活動についての説明がありました。
 続いては、新入生が楽しみにしていた部活動紹介の時間です。ユニフォーム姿でさっそうと登場した運動部の部員たちは、部長を中心に一人でも多くの部員を獲得しようと、ユーモアを交えたパフォーマンスや禁断?のジョークを披露しました。美術部はレベルの高い共同制作の作品を、吹奏楽部は呼吸のあった演奏を披露し運動部に対抗しました。
  最後に、1年生の生徒代表が「大玉中生徒会のメンバーとしてこれからの中学校生活がますます楽しみになりました。」と入会の言葉を発表しました。先生方からのお話の連続でやや疲れ気味だった1年生にとっては、リラックスできる楽しい一時となりました。

「大人になる学校」へ入学した君たちへ ~入学式校長式辞~

 4月6日,押山村長様をはじめ,多くのご来賓の方々に見守られながら本年度の入学式が挙行され,真新しい制服に身を包んだ82名が晴れて大玉中の一員となりました。
  私からは以下の二つの話をしました。(抜粋)
一つは、社会人として生活していくためのマナーやルールをしっかり身につけてほしいということです。
 小学校と中学校はどこが違うのでしょうか。
 中学校というところは、これは大人になる学校なのです。小学校は子どもの学校、中学校は、今は子どもですけれど、大人になる学校なのです。何か違いがあるのでなかったら、小学校を卒業して、中学校に入学し直さなくても、小学校に九年間いればよいわけです。中学校は大人になる学校、従って大人になっておかしなことは、全部やめてもらうところです。三年間のうちに一人前の大人としておかしくないことを身につけるのです。たとえば、自分でできる事は、できるだけ他の人の手助けを受けないでできるようにすることです。生徒会活動や部活動など、生徒による自主的な活動が行われています。早く上級生のやり方になれてほしいと思います。また、社会では通用しないマナーやルール違反は学校でも通用しないということを学んでいくことも大切なことです。
  二つ目は、中学校は義務教育の最終段階であり、中学校を卒業すると自分で進路を選ぶことになります。多くの人は高校進学を目指すことになりますが、そのためには確かな学力を身につけなければなりません。
 確かな学力は、知識をただ暗記するだけで付くものではありません。基礎・基本を確実に習得することに始まり、課題意識をしっかり持って学習に取り組み、自分の力で解決しようとする意欲を持ち、みんなで切磋琢磨したり協力したりする学習を通して身につけていくものです。
  これらの学力は、高校進学のための学力だけでなく、これからの時代を生きるために必要な「生きる力」なのです。
 本校の先生方は、皆さんに「確かな学力」を身につけるためいろいろな工夫を凝らして授業を行うよう計画しています。先生方の指導をよく聞いて、学習に励んでください。もし、わからないことがあったら、不安を抱えていないで、先生や友達に勉強の仕方を聞くようにしてください。 

「安達太良山に抱かれた心ふれあう豊かな村」「日本で最も美しい村」大玉村の中学生として誇りを持ち,悔いのない中学校生活を送れるよう,教職員一同全力で取り組んで参りますので,皆様方からのご支援とご協力をお願いいたします。
 

同窓会入会式


 3月5日(木)の卒業式予行後に、第3学年を対象に同窓会入会式が行われました。大玉中学校をまもなく卒業する3年生には、大玉中学校の卒業生としての誇りを持って、これからの人生を歩んでいってほしいと思います。

ボクササイズ講座


 3月4日(水)の3・4校時目に、第1学年、第2学年を対象に、ボクササイズ講座が行われました。講師として、高野人母美さん(女子プロボクサー モデル)に来ていただきました。 
 東日本大震災以降、福島県の子どもたちの体力が低下していることから、日常の生活の中でも取り入れられるような簡単なエクササイズを教えていただきました。
 講座の中でで、高野さんは、夢を持つことの大切について、夢を叶えるための方法について、高野さん自身の経験を踏まえながら、ご指導いただきました。生徒たちは、真剣な表情で、耳をk傾けて聞いていました。
 生徒たちは、緊張気味でしたが、体を動かしているうちに緊張が解け、楽しそうに活動していました。この講座で学んだことを、実際の生活の中で実践してほしいと思います。