大玉中学校日記

2015年8月の記事一覧

大竹国民中学との交流活動 ~「友好の翼」旅行記 Part2~

  【7月29日(水):2日目 その1】
 午前7時、ホテルのレストランでバイキングの朝食。台湾特有の香辛料を使った料理もありましたが、ご飯に味噌汁、のりといった日本人向けの料理も並んでいました。旬の果物であるスイカとメロン、さらにはオレンジにグレープフルーツと果物類が充実したバイキングでした。8時20分にバスで交流先の桃園市魯竹(ろちく)区大竹国民中学に向かいました。桃園市は台北の西側に位置し、高速道路で約1時間の距離にあります。本年度末に桃園と台北結ぶMNT(電車)路線が開通すれば、約20分ほどで結ばれるそうです。
 9時45分、大竹国民中学に到着した一行を、校長先生をはじめとする教職員や交流するクラスの生徒が温かく迎えてくれました。台湾の生徒たちが、我々一人ひとりに、台湾を代表する花であるハイビスカスのレイをかけてくれました。会場となる体育館に案内され、大竹中学の吹奏楽部による歓迎の演奏で交流会の幕が開きました。我々がよく知る日本の曲を中心に演奏してくれました。続いて大竹中の校長先生や魯竹区の教育局の方からの歓迎の言葉、教育長と私からのお礼の言葉の後、贈り物の交換となりました。大玉村からは教育局に赤べこを、中学校には一対の起き上がり小坊師を贈りました。お礼として、中学校からは故宮博物院のキーホルダー、桃園市議会からは茶葉から抽出したお茶をそのまま持ち運べるエコボトルをいただきました。
 次は本校生徒によるプレゼンの時間です。6人が分担して「大玉村」「大玉中学校」「日本の中学生」をテーマとした発表を行いました。大竹中は教頭先生が学校紹介をしてくれました。その後、図書室に移動し、大竹中の生徒に教わりながら台湾風リース作りに挑戦しました。始めはお互いに緊張気味でしたが、作業を通して次第コミュニケーションが図れるようになり、共同作業で全員がリースを完成させました。出来上がったリースを手に体育館に戻り一緒に昼食を楽しみました。たくさんの種類とボリュームのあるビュッフェ方式の昼食です。昼食中、大竹中学の校長先生から魯竹区の給食事情をうかがいました。民間の業者に委託するなど、本校との違いはたくさんありましたが、特に「ベジタリアンが多いため、週一回『素食』といって、野菜だけの献立の日があること」「4ヶ月に一回アンケートを実施し、人気のないメニューは献立から除外されること」「酪農が盛んではないので、牛乳は週に一回しか出されないこと」などにはお国柄の違いを感じさせられました。
 午後はスポーツ交流です。台湾対日本の剣道対決、綱引き対決、台日混合の縄跳びなどで会場は大いに盛り上がりました。特に、剣道では日本代表の篠塚美玖さんが一人で台湾の三人の生徒と手合わせをし、見事二勝一分けで本家の面目を保ってくれました。しかし、綱引きでは日本が16名に対し台湾が8名というハンデ戦でも歯が立たず完敗を喫しました。県を代表して全国大会へ出場する綱引き部の強さを全員が体全身で感じることができました。最後に大玉中生全員が壇上に並び、お礼の意味を込めて校歌を斉唱し交流会は閉会となりました。15時15分、交流会に参加した大竹中の先生方や生徒の見送りを後に、一行は次の訪問先である桃園市魯竹区役所へ向かいました。(つづく)


           熱烈歓迎                   プレゼン       


           剣道対決                    校歌披露

緊急着陸と本場の台湾料理 ~「友好の翼」旅行記 Part1~

  本年度から「友好の翼」と名称が変更された本村の海外交流事業団は、7月28日から31日までの3泊4日の日程で台湾を舞台に、現地の中学校での交流活動や区役所への表敬訪問、歴史・文化に関する研修活動を行ってきました。活動の内容を6回に分けて紹介します。
  派遣団は、団長の佐藤教育長、役場政策推進課神野藤さん、大玉中渡邊博樹先生、添乗員の五十嵐さん、そして副団長の私を含めた引率者5名と、大玉中学校2年生16名(男子7名、女子9名)の計21名の構成です。

 【7月28日(火):1日目】
  午前5時15分、保健センター前で出発式を終えた一行は、バスで羽田空港に向かいました。途中、車内で朝食の弁当を食べ、東北自動車道と首都高速道路を経由して、10時過ぎに羽田空港に到着しました。トランクを預け、出国審査、手荷物検査を経て出発ロビーに到着し12時15分の搭乗開始を待ちました。
  13時10分、21名の派遣団を乗せたエバー航空191便は,約40分遅れで台北松山空港へ向けて離陸しました。我々が搭乗した便はハローキティジェットで旅客機のボディには大きくキティちゃんがペイントされていました。ボディのみならず航空券や座席に備え付けの枕、機内食の食器やナプキン、モニターの画面、挙げ句の果てはトイレットペーパーにまでキティちゃんがプリントされているといった徹底ぶりでした。台湾でのキティ人気を想像することができました。離陸後一時間ほどたった後、機内食が出されました。牛肉を使ったライスか、豚肉を使ったパスタから選択することができました。イスラム教徒などへの配慮なのでしょうか。フライトのほとんどの時間をそれぞれの席に備え付けてあるモニターで映画を観て過ごしました。当時公開中の「アベンジャーズ」の最新作を鑑賞することができました。生徒たちの多くはゲームを楽しんだようです。途中フライトは順調で予定時刻15時45分には到着するはずでしたが、ここでハプニング。到着先の台北松山空港付近がスコールによる天候不順で、二度試みるも着陸することができず、予定を変更して50㎞ほど離れた台湾桃園国際空港に緊急着陸となったのです。災い転じて福となす。この時間を無駄にすまいと、二作目の映画、先日公開されて大ヒットをした「シンデレラ」を鑑賞することにしました。
 約一時間後、給油を終え再び離陸した191便は、10分ほどのフライトを経て天候が回復した台北松山空港に着陸しました。時刻は17時20分、約1時間30分の遅れの到着です。視聴中だった「シンデレラ」はお城での晩餐会後、魔法が解けて家に戻ってくるシーンで時間切れとなり、続きは帰りのフライトでのお楽しみとなりました。入国検査を経て荷物を受け取った一行は、台湾滞在中の4日間お世話になる現地ガイドの石黒美保子さんと合流し、バスで夕食会場へと移動しました。この時、日本とは違う湿気の多い熱帯特有の気候を初めて実感しました。   
  夕食はコース料理でからすみや豚の角煮、エビの揚げ物、チャーハンや蛤のスープなど伝統的な台湾料理をおいしくいただきました。やや癖のあるからすみを除いては、生徒たちにもおおむね好評でした。「豚の角煮など濃い味付けと蛤のスープなど素材の良さを生かした優しい味付けと、料理によって調理方法を工夫している。」ある生徒のグルメレポートです。
 夕食後、国立東華大学の田畠真弓先生を講師にお招きし、台湾の歴史や現在の台湾事情に関して約1時間お話をお聞きしました。「台湾に住む人は、自分を台湾人と思っている人、中国人と思っている人、そして元々の原住民が混在していること」「台湾人は家ではあまり料理をせず、朝食でさえも外食で済ませる場合が多いこと」「日本語が話せる人が多く、コンビニもたくさんあり、ホームシックにかかることも少ないので、留学するには台湾が最適であること」「『ナルト』や『ちびまる子ちゃん』など、日本のアニメが人気であり、さらに台湾の学生は日本のゲームソフトをやることで日本語を覚えていること」など、興味深い話をたくさん聞かせていただきました。
 初日の日程を終了し、20時30分、長い移動時間も何のその、生徒たちは元気いっぱいで台湾滞在中の宿泊先である慶泰大飯点(ガラホテル)にチェックインしました。部屋に荷物を置き地図で確認したところ、田畠先生の話の通り、ホテルの周りでさえも歩いて5分以内の場所に、セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニが8軒もありました。(つづく)

         出発式              キティジェット           からすみ

生徒会活動の充実と学力向上 ~第二学期始業式校長式辞~

  25日,始業式にあたり,以下のお話をしました。
  厳しい暑さは続きますが、今日から二学期がスタートします。ここから皆さんの表情を見ていると、夏休み前に比べて一段とたくましくなった人がずいぶん多くなったように思います。日に焼けて顔が黒くなっただけでなく、毎日の部活動のみならず、学校生活では味わうことのできない様々な体験を積み上げてきた結果なのだと思います。
 夏休み中も大玉中生が頑張りました。中体連の県大会では、剣道部の坂本遥香さんが個人戦で見事三位に入賞し、陸上部の渡邉寬規くんとともに東北大会という大きな舞台を経験することが出来ました。吹奏楽部も県大会で素晴らしい演奏を披露し、見事金賞を受賞しました。また、休み中にもかかわらず、多くの皆さんが毎日学校に来て部活動の練習や、各大会、コンクールに向けての練習に努力してくれました。三年生は三者相談や高校の体験入学を経て、一層自分の進路目標が明確になったことと思います。そんな中、英語弁論大会や駅伝大会、県の音楽祭に向けて勉強と両立しながら努力している三年生に拍手を送りたいと思います。辛いから、時間を縛られたくないからと、何もやらずに過ごしてしまうと、辛くもない代わりに感動も喜びも達成感も味わうことができません。人生の中で心も体も大きく伸びる中学生のこの時期に、なんにでも挑戦する意義はとても大きいのです。
 さて、二学期は学校生活が充実する実りの時です。様々な教育活動が展開され、学校生活に幅と厚みが加わり、すばらしい思い出ができる学期です。特に十月に開催される創立四十周年記念式典とあだたら祭、十一月に開催されるおおたま学園の授業公開において、大玉中生の底力を存分に見せてほしいと思います。皆さん一人一人が自分の得意とするところを大いに発揮してください。
 そのために大切なことを二つお話しします。一つは、全員が会員になっている生徒会が、その役割をしっかりと果たすことです。良い校風、充実した学校生活づくりのため、失敗を恐れず、努力を惜しまず、新たな挑戦をしてほしいと願います。特に三年生は後輩に何を残していくのか、逆に一、二年生は三年生から何を引継ぎより良い大玉中を創造していくのかをしっかりと考え、実行してほしいと思います。
  二つ目は、計画的・継続的に勉強に励み、学力をつけるということです。勉強は人のためにするものではありません。自分が人間としてより良く生きるため、生きる力をつけるために必要な事です。一学期は部活動の練習で、家庭学習の時間を守ることができなかった人もいたようです。テレビを見たい、ゲームをしたい、メールをしたい、眠りたい、いろいろな誘惑がありますが、自分に打ち勝ち、自分の目標に向かって進むことで新しい道は開かれます。特に三年生はもうすぐ人生の分かれ道を自分達で選ばなければなりません。学習の目標をもって地道に努力し、自分で思い描く未来の扉を自力で開けてほしいものだと感じます。他校生に負けない確かな学力を付け、来るべき勝負の時を迎えてほしいと思います。全員の健闘を祈ります。
 二学期はここにいる全員が充実した学校生活を送ることができるよう、そして喜びに満ちた学校生活ができるよう願っています。先生たちは皆さんが挑戦することは応援し、手助けをしたいと思っています。一緒にみんなでがんばってすばらしい学校生活を創っていきましょう。