大玉中学校日記

2015年6月の記事一覧

仕事をする上で大切なことを学ぶ ~職場見学・体験学習Part2~

 【アクセスホームさくら】所在地:二本松市油井
 硝子工場見学を終えた一行は,バスで障害福祉サービス事業所の「アクセスホームさくら」に移動し,活動の様子を見学させていただきました。障害者の就労を支援する目的で活動しているこの事業所は,元々浪江町で活動していましたが,原発事故に伴い,避難先である二本松市で四年前から事業を再開したとのことです。勤めている人たちが自動車部品を組み立てている様子や,ラスクなどの洋菓子を製造している様子を見学しました。製造したお菓子の即売も行っていました。



 見学の後,事業を再開するまでの様子をまとめた映像を視聴しました。職員の方々の熱意と多くの方々の支援により再開にこぎつけた経緯を知ることができました。最後に,所長さんから子どもたちに話していただいた「仕事をする上で大切な3つこと」を紹介します。    

          「あいさつ」ができるということ

    「身だしなみ」が整っているということ   →   正式採用されるための必要条件
    「家の手伝い」がしっかりできること

 【ふるさと村で昼食・体験活動】
 職場見学を終えた一行は,安達ヶ原ふるさと村に移動し,ランチタイムとなりました。学校毎に思い思いの場所にシートを広げ,おいしいお弁当をいただきました。最後に,和紙を染色したオリジナル作品づくり(うちわ,万華鏡,ペン立て)に挑戦しました。


硝子工場でリサイクルを実感 ~職場見学・体験学習Part1~

  6月10日,安達支部特別支援教育部の職場見学と体験活動が行われ,本校からも5名の生徒が参加し,有意義な一日を過ごしました。活動の様子を2回に分けて紹介します。
【柏洋硝子二本松工場】所在地:二本松市長命
  貸し切りバスで二本松駅を出発して約10分、最初の見学先である柏洋硝子二本松工場に到着しました。はじめに、事務所のホールに案内され,係の方からで工場の概要についての説明を聞きました。


        
  この工場では栄養ドリンク等に使用する茶びん(150種類以上)と食料調味料等に使用する透明びん(250種類以上)を24時間365日フル稼働で生産しています。

 説明の中でためになった話題をを2つ紹介します。
  1つ目は、原料のリサイクルです。硝子は主に「けい灰」「ソーダ灰」「石灰」といった天然資源を原料にしているそうですが、この工場ではカレット(資源ゴミとして回収された空き瓶を、色別、キャップ等の金属類を取り除き、水洗いし細かく砕いたもの)を、約95%もの割合で,原料として使用していると言うことです。さらに,カレットは天然資源に比べ溶解炉で解ける時間が短いため,省エネにもなるそうです。ほぼ完全なリサイクル。「混ぜればゴミ、分ければ資源」を実感しました。
  2つ目は、硝子びんの底を見れば、製造された工場が分かると言うことです。日本で生産された様々な色の硝子びんには、製造した工場のイニシアルが刻印されています。ご存知でしたか?ちなみに、柏洋硝子で生産された茶びんや透明びんの底には「柏洋」を表す「HY」が刻印されています。さまざまなびん底の刻印を調べ、生産された工場の場所を調べたり、柏洋硝子で生産されたびんが、運ばれていく場所を地図に整理するなど、授業の教材としての可能性も広がりました。
  説明を聞いた後,原料ストックヤードと溶解工程,成形工程を見学しました。1550℃の炉内で溶解され,真っ赤に燃える原料が,均質な硝子びんに成形される様子を間近で見学することができました。

姉妹友好都市締結を視野に ~「友好の翼」第1回事前研修会~

  6月5日夜,夏休みに実施する大玉村海外交流事業「友好の翼」の第1回研修会が,農村環境改善センターで開催され,参加を希望した2年生16名とその保護者が出席しました。
  昨年度までの「未来への翼」と同様,国際的な感覚を持てる人材を育成する目的に加え,本年度は,訪問先の台湾の行政区と姉妹友好都市締結を視野にした友好関係づくりという大役を担っての派遣となるということで「友好の翼」に名称が変更されました。
   この日の研修では,まず,渡航までの日程の確認や主な行程についての説明を聞きました。特に,訪問先の桃園市「大竹国民中学校」での交流会の内容は,生徒達にとっても興味深い話であったようです。スポーツによる交流では,「綱引き」「ラグビー」など,本校にはない相手校で盛んに活動している部活動を体験させてもらうこと,両校にある「剣道」では日本対台湾の試合を行いたいことなどの説明がありました。その後は,パスポート申請書類の記入を行いました。(写真)ローマ字のスペルなど,一字一字間違いのないよう慎重に記入しました。なお,パスポートの受領は本人しかできないため,24日に全員で福島市にある県のパスポートセンターに出向く予定です。その後,本校において,語学と台湾の歴史を中心とした第2回の研修が予定されています。

第58回福島県中学校体育大会安達支部予選会

  6月2日(火),3日(水)に開催された,中体連支部予選会では,剣道女子団体が優勝,野球,ソフトボール,卓球男子団体,剣道男子団体が第3位を獲得するなど,すばらしい成果を上げることができました。残念ながら,出場枠の関係で第3位でも県北大会へ参加できない競技もありますが,その思いは確実に後輩へと引き継がれたことと思います。また個人でも7名が県北予選会への出場権を獲得しました。その他の競技でも,最後まであきらめない気迫溢れるプレーが随所に見られました。


地元開催で,見事3位入賞を果たした卓球部です。会場の設営や後片付けにも協力してくれました。

PTA奉仕作業

  5月30日,PTAの奉仕作業を実施し,普段手の及ばないところをお手伝いただきました。土曜日の朝6時という時刻にもかかわらず,たくさんの保護者の皆様方にご参集いただき感謝申し上げます。お陰様で,普段の清掃活動や教職員の頭数では到底手の届かない作業に携わっていただき,気持ちのよい環境を整備することができました。重ねて御礼申し上げます。
   今回は,機械による校庭南側の草刈り,各教室の窓ふき,東校舎前側溝の泥(落ち葉)あげ,中庭の除草作業を中心にお手伝いいただきました。段取りと手際の良い作業により,予定していた1時間以内に想定した作業を終えることができました。
   さらに,初めてプール清掃もお手伝いいただきました。教職員だけでは数時間かかる底の泥を始末する作業が,わずか15分足らずで終えることができました。また本年度見事金馬簾を受賞した 大玉村消防団にもお手伝いいただき,排水路の汚泥まで除去することができました。