大玉中学校日記

2015年6月の記事一覧

マガジンラック・パンフレットスタンド寄贈

  ~平成元年度卒業の先輩方より~ 



      マガジンラック           パンフレットスタンド

5月23日の新聞に掲載されました。マガジンラック(写真左)は昇降口に,パンフレットスタンド(写真下右)は3年教室前の廊下に設置させていただきました。ありがとうございました。

勝利を信じ、全力プレーを ~中体連選手壮行会~

  5月29日,中体連選手激励会の際,選手達を前に次のような話をしました。
今日,私から選手の皆さんに贈る言葉はたった一つ,「Win!(勝て!)」です。皆さんは中体連大会において勝利を収めるために,歓喜の瞬間を迎えるために1年生の時から練習に汗を流してきたはずです。だからこそ,今日を含め大会までの四日間,ベストコンディションで大会当日を迎えるため,顧問の先生の指示をよく聞き,消化の良いエネルギーとなる食事など,家族にも協力してもらってください。
  しかし,勝負は非情です。勝者がいれば必ず敗者がいます。運良く勝者となった時,その時は,喜びに浸る一方で,敗者へのいたわりを忘れないでください。勝ったときこそ謙虚な姿勢で,お陰様でという気持ちで,次の試合に向け集中力を持続させなさい。では,残念ながら敗者となった時はどうでしょう。悔しくて涙が溢れるかもしれません。でも,少したって落ち着いたら,これから話すことを思い出しなさい。それは「自分たちは弱くて負けた。相手の方が力が上だった。」ということです。「力が出し切れなかった。」「あの時ミスがなければ…」「体調が悪かった。」等々,敗戦の要因はさまざまあるかもしれませんが,負けたという事実を潔く受け入れなければなりません。3年生は,高校,大学,社会人…,これからも,まだまだ勝負は続くのです。1,2年生は来年があります。込み上げてくる悔しさを感じつつ,自分の弱さと向き合うことが,次の勝負への原動力となるのです。
  でも,大会終了後,私は,皆さんのたくさんの笑顔が見たいです。最後まで粘り強く,決してあきらめることなく勝利を信じ,全力でプレーしてきてください。一チームでも多く,一人でも多く、県北大会の出場権を獲得してきてください。皆さんの健闘を心から祈っています。
  「Win!Ohtamachu!」


 「…全員が悔いの残らないすばらしいプレーをするために,感謝の心と,みんなの心を合わせていい結果を残してきましょう。」   選手代表お礼の言葉 

誇れる美しい村」新聞の投稿記事より

 5月13日,福島民報の「みんなのコラム」に掲載された,大玉村の方が投稿された記事です。
「青空に鯉のぼりが泳ぐ姿」「安達太良山を仰ぎ,田んぼが広がる環境のよい住みよい村」などつい最近目にした日本の原風景を思わせる大玉村の様子が記事を読む人々に伝わったのではと嬉しく読ませていただきました。最後に書かれている「美しい村,住んでよかったと思える村づくりに今以上に励み,頑張ることが必要です。」84歳の大先輩からからパワーをいただきました。


 

胸を熱くした2つのエピソード ~県中体連陸上競技大会県北予選会~

 陸上の県北大会で、私の胸を熱くした2つのエピソードを紹介します。
 1つ目は、3年男子100M準決勝のスタート地点に立った生徒のことです。11日に開催された選手壮行会の際、私から選手達に「スタート地点に立ったとき、静かに目を閉じ、拳を握ってユニフォームの胸の部分にあてなさい。そこには「大玉中」の文字が見えます。それを見て、自分は大玉中の代表としてこの場に立っていることの誇りを思い起こし力にしない。」という話をしました。…まさにスタート直前、静かに目を閉じて深呼吸をしながら拳を胸にあてた姿は、本部席にいた私からもはっきりと見て取れました。残念ながら決勝に進むことは叶いませんでしたが、「大玉プライド」を持ってレースに臨んだ彼の姿に感動しました。
 2つ目は、共通走り幅跳びで見事4位に入賞した生徒のことです。この日は絶好調で、3回目までの跳躍の結果、見事6位でベスト8に残りました。記録は5m44㎝、自己ベストの記録でした。残り3回の跳躍でこの順位をキープできれば県大会への出場が決まります。5回目を終わり、6~8位の選手の記録は変わらず、最終6回目の跳躍になりました。しかし、ここで8位の選手が5m45㎝、7位の選手が5m47㎝とたて続けに記録を伸ばし、8位に順位を落としたのです。残されたチャンスはわずか1回、自己ベストを更に上回る5m47㎝以上跳ばなければ県大会への道は閉ざされます。しかしこの時、私には、彼の表情と5回目の跳躍の雰囲気から「跳べる!」という漠然とした期待感がありました。30分ほど前、ベスト8進出が決まり、決勝の跳躍を前に他の選手が硬い表情を見せる中、彼は満面の笑顔で私の声援に応えてくれました。さらに5回目の跳躍では、惜しくもファールになりましたが「責め」の跳躍をしていたからです。運命の6回目、力強い助走と踏切の後、彼の身体が躍動しました。白旗が上がります。速報版の表示を待ちます。…「5m62㎝」4位に順位を上げ、県大会出場を決めました。プレッシャーに打ち勝ち、強い精神力と集中力で成し遂げた土壇場での逆転劇。この後に続く選手達への大きな大きな励みになりました。おめでとう、そしてありがとう。



友達の「よさ」を見つけ、楽しく学ぼう ~第1学年 学習旅行~

 5月8日、1年生は白河・須賀川方面に学習旅行に行ってきました。テーマは ~友達の「よさ」を見つけ、楽しく学ぼう~ 
  最初の見学地は白河市にあるまほろん(福島県文化財センター白河館)です。福島県の古代や中世の歴史に関する展示物の見学とさまざまな体験活動ができる施設です。今回、生徒達が挑戦したのは「火おこし」体験です。固定する役、火種を作る役の2人1組に分かれ挑戦しました。火種作りに成功し火を付けられた組もあれば、煙は出てるもののなかなか火種ができず、火が付かずに終わってしまった組もありました。ですが、どの組も一生懸命参加し、協力し合い「火おこし」に取り組んでいました。
 次の目的地は福島空港に隣接する福島空港公園。五月晴れの空の下、班ごとに場所を決め、美味しいお弁当を食べながら、楽しい話で盛り上がりました。
  最後に向かったのは須賀川市にあるムシテックワールド(ふくしま森の科学体験センター)です。昆虫を中心とした展示物やサイエンスショーの見学とアイスクリームを作る実験を体験しました。アイスクリーム作りの実験では、4人ずつの班に分かれ指示を聞きながら作りました。塩、砂糖の分量や氷の温度を測り、科学を取り入れながらアイスクリーム作りをする楽しさを学びました。


           まほろん


       ムシテックワールド