22日,大玉村民生児童委員の学校訪問があり,来校された皆様方から,貴重なご意見を頂戴しました。
学校からは,生徒の学校生活の様子をお知らせすると共に,地域や行政からのバックアップを必要とする事例を報告させていただきました。出席者からは,学校以外の場でのあいさつや公共施設での整理整頓など,中学生の社会生活における課題や地域が抱える問題点などをご指摘いただきました。今後もお互いの情報交換を密にし,子どもたちの健全育成のため協力していくことを確認して散会となりました。
創立40周年に当たり,校長として何か残せることはないかと考え,校長室に保管されている「学校沿革誌」や「学校要覧」,「20周年・30周年の記念誌」,「卒業アルバム」などの資料や聞き取り調査をもとに,40年の歩みをいくつかのテーマに分けて整理し,学校だよりで紹介しようと考えました。なお,お読みいただいた際,事実の異なる記載や更に詳細な情報などがございましたら,学校の方へお寄せいただければ幸いです。Episode(エピソード)1は「校歌の制定」です。
創立20周年記念誌のなかで,初代校長の桑原光男先生は,校歌制定の経緯について次のように記しています。
「私は昭和50年4月,大玉中学校に着任致しました。校舎は建築中であり,生徒は旧校舎でそれぞれ学習しておりました。その年の6月修学旅行に同道したときのことです。バスガイドがあいさつの後,さあみなさん元気よく校歌を歌って参りましょうと音頭をとった。ところが「校歌ないもん」という生徒のつぶやきがあった。しかしバスガイドはその意味を理解できないで,キョトンとしてしまった。それで,帰校後直ちに校旗と校歌の制定に取り組みました。…」(原文のまま)

作詞,作曲者のプロフィールをまとめました。
【作詞者】藪田 義雄(1902-1984) 大正・昭和期の詩人 「沙羅」主宰。
神奈川県小田原市出身,法政大学英文科卒。大正7年より北原白秋門下となり,晩
年の白秋の秘書をつとめ,また日本音楽著作権協会理事,詩と音楽の会副会長もつとめた。詩集に「白沙の駅」「岸花」「水上を恋ふる歌」「散華頌」「藪田義雄全詩集」,
著書に「評伝・北原白秋」「わらべ唄考」「夏鶯」などがある。他,民謡集,歌劇・合唱曲など多数。
【作曲者】
岡本 敏明(1907-1977) 昭和期の作曲家 国立音楽大学名誉教授
宮崎県宮崎市出身,東京高等音楽学校(現・国立音楽大学)卒。玉川学園,成城小学校,東京高等音楽校(現・国立音楽大学)で教鞭をとり,昭和15年から5年間,日本放送合唱団で合唱を指揮した。戦後は文部省図書編集委員となり小,中,高校の音楽教科書,学習指導要領の編集に当たり,毎日学生コンクール合唱部門審査員も務めた。またこの間,25年から国立音楽大学で教え,50年同大名誉教授に推された。「どじょっこ,ふなっこ」「テデウム」などの作品があり,著書に「実践的音楽教育論」「合唱のよろこび」など。
6月22日登校時,本宮方部更生保護女性会の皆さんの「あいさつ運動」に合わせ本校教職員による,「大人のあいさつ運動」を行いました。この日は期末テストで,生徒会役員や委員会によるあいさつ運動がありません。第41号でお知らせした,生徒会長からのメッセージ「私たち中学生のあいさつを通して,この大玉村全体をあいさつ日本一にしたいと考えています。…子どもたちから大人へ,あいさつの気持ちよさ,大切さを伝えていけるように頑張っていきましょう。」を受け,大人も負けてはいられないという気持ちから実施しました。これからも,定期テストの折に実施したいと考えます。
19日,おおたま学園の可愛い後輩達(玉井小の2年生)が,本校を訪問し,校舎内を探検しました。
小さな隊員達は,本校の佐藤教頭先生を隊長として授業中の各教室や体育館,武道館などを訪れ,「中学校の秘密」に触れました。探検を終えた一行は校長室で質問タイムです。
「何教科勉強するのですか?」「生徒は何人いるのですか?」「トロフィーはいくつあるのですか?」
教頭先生が答えに窮する質問もありました。5年後の入学をお待ちしております。

6月9日(火),屋内運動場改築工事の安全祈願祭が行われました。人工芝が張られた新しい屋内運動場は,来年4月から供用が開始される予定です。冬場やグランドコンディションが悪いときの部活動の練習場所として最大限に活用させていただければと考えます。

※ 6月11日(木)福島民報に掲載
19日朝,おおたま学園の活動として,本校の校門前で小中合同のあいさつ運動を実施しました。大山小と玉井小校から合わせて7名の児童が参加し,約30分間,生徒会本部役員の生徒と一緒に登校してくる中学生に声をかけました。最初は中学生に混じって恥ずかしそうにあいさつをしていた小学生でしたが,小学生同士で並んでからは,次第に大きな声で「おはようございます。」という元気なあいさつができるようになってきました。

最後に生徒会長から参加した小学生に次のメッセージが伝えられました。

今日は,私たち生徒会と共に,あいさつ運動をしていただきありがとうございました。中学生のあいさつはどうでしたか?
私たちは「あいさつ日本一プロジェクト」を行っています。このプロジェクトは,その名のとおり,あいさつ日本一になるための活動です。あいさつ日本一になるための基準を決め,それに向かって全校生徒があいさつを行っています。たとえば「誰にでもあいさつができる生徒」「目があったらすぐにあいさつができる生徒」など,できることから活動を行っています。
しかし,このプロジェクトは,大玉中学校が日本一になるためだけで行っているわけではありません。私たち中学生のあいさつを通して,この大玉村全体をあいさつ日本一にしたいと考えています。ですから小学生の皆さんも元気のよいあいさつをして,子どもたちから大人へ,あいさつの気持ちよさ,大切さを伝えていけるように頑張っていきましょう。
今日はお疲れ様でした。
プロボクシングの東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座決定戦8回戦が10日,東京・後楽園ホールで行われ,同級1位のモデルボクサー高野人母美選手(協栄)が同級2位のノーンブア・ルークプライアリー選手(タイ)を3―0の判定で下し,プロ9戦目で初のタイトル
を獲得しました。ジャッジ3人全員が80―71のフルマークをつける完勝でした。
高野選手といえば今年の3月4日,ボクササイズ講座開催のために本校を訪れ,今の2.3年生と一緒にボクシングを取り入れた運動で汗を流してくれた選手です。
試合後のインタビューでは「本当に夢を見ているような気持ちです。私はいい加減な人間だったけど,自分の運命を変えるのは自分次第だと思いました」と目に涙を浮かべてコメントしています。今後は防衛を重ねるとともに,更に上の世界チャンピオンのベルト獲得に向けて頑張ってほしいと思います。

NPO法人CWS JAPANの協力で本校を訪れ、当時の1,2年生にボクシングを指導する高野選手(2015.3.4)
6月12日午後,2年生は総合的な学習の時間を利用して,学校周辺の通学路の路上や道ばたのゴミを拾うボランティア活動を実施しました。軍手をはめ,右手に火ばさみ,左手にレジ袋を持った出で立ちで,1組は役場方面,2組は改善センター方面,3組は村体育館方面の通学路を分担しました。約1時間の活動でしたが15袋分の可燃ゴミや不燃ゴミを回収しました。
次年度は,おおたま学園として,たとえば両小学校の高学年の児童と一緒に,同時刻に活動することも可能ではないでしょうか。小学生が拾ってきたゴミを,中学生が分別してまとめる,子どもたちが作成した「ポイ捨て禁止」の標識を一緒に設置するなど,さまざまな共同作業の可能性が考えられます。
