こんなことがありました!

色水遊び・石鹸遊び

年長組さんが、昨年の経験を生かして、花壇の紫蘇の葉をすりつぶして色水遊びをしたり、石鹸を削って、石鹸水をたくさん作ったりして楽しんでいます。

どうやったら石鹸をうまく削れるか・・・水の量は?石鹸の量はどのくらいがいいのかな。

どうやったら、うまく紫蘇の葉をすりつぶせるのかな。きれいな色はでるかな?

友達の様子を見て真似たり、「どうやるの?」と友達に聞いたりもします。

そのやりとりをしながら、自分で考え、試したり工夫したりしながら遊びを進めている年長組さんです。

 

片付けの場面のことです。

たくさん作った石鹸水が入った大きなケースを、園舎側の側溝に流すのに、運ぶことになりました。

先生は「どうすれば芝生にこぼさないで、うまく運べるかな?」と子ども達が考えるきっかけを投げかけました。

子ども達4~5人の女の子でケースを持っても、まだ重そうです。

すると、しばら考えていた子ども達は「そうだ!」「〇〇くーん!手伝って!」と。

その子ども達の少し前を、やはり石鹸水のケースを運んでいた男の子の名前を呼んだのです。

「いいよ!」

その子は急いで、後ろで重そうにしていた子たちを手伝い始めました。

子どもたちなりに、解決策を考えた場面でした。

 

幼稚園では、子ども達が「自分で考える」様々な場面を作っています。

今回の場面も、子ども達が重そうにしていたらつい、「ほら、手伝ってあげたら?」とか、「持ってあげる。」などの手助けをしてしまうかもしれません。

でも、あえて「どうすればいいかな?」と投げかけることで、子ども達が自分で考えるようにしました。

 

簡単なことでも、自分たちで考え、解決できたことは自信になり、次へつながっていくはずです。