大玉中学校日記

2017年12月の記事一覧

音楽 君たちはどう生きるか【読書のススメ】

 「どう生きてゆこうか」と考えたり、「どう生きてゆくのが正しいのだろうか」と疑ったりするのは、人間が人間であるという証拠ともいえることなのです。(まえがきより)
 “コペル君” というあだ名の15歳の少年が主人公の『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著)。とてもいい本です。ワクワクしながら読みふけりました。8月に刊行されたマンガ版もすでに95万部を突破したとか…。この原作が図書カウンターにあります。ぜひ、手にとってみてください! 君たちはどう生きる?



自分の知らないことを教えてくれる本。
自分の人生を豊かで潤いのあるものにしてくれる本。
本を読もう。もっともっと本を読もう。

音楽 背中は物語る。

各学年の学年集会におじゃましました。
子どもたちの背中がひとまわり大きく成長しているなぁと感じ、嬉しくなりました。
“背中は物語る”
身も心も、もっともっと大きくなぁれ! 
しっかりと2学期を振り返り、新しい年を迎えましょう。
あと一週間で冬休みです。

 
 

 各学年集会では、2学期を振り返るとともに、冬季休業中の事故防止(交通事故の防止、わいせつ・声かけ被害の防止、火災事故の防止、問題行動の防止、部活動等における事故防止、冬季特有の事故防止等)を含め、充実した冬休みとするよう話がありました。本日、生徒指導だより『おおたまっこ』も発行されています。よくお読みいただき、ご家庭でもよい冬休みとなるようご指導ください。よろしくお願いします。

音楽 人権作文コンテスト表彰

 第37回全国中学生人権作文コンテスト福島県大会で、見事、福島人権擁護委員協議会奨励賞を受賞した1年2組根本真莉さんが、表彰を受けました。また、多数の生徒がこのコンテストに応募し、人権思想の普及高揚に寄与したということから、学校に感謝状をいただきました。

 
  

『日常生活の中で』 根本真莉
 「すみません。」
後ろの方で声が聞こえた。振り向くと白髪まじりの体の不自由なおじさんが、車から降りて車椅子に乗ろうとしていた。しかし、シートベルトが体に引っかかり、車椅子に乗れない。顔が汗でびしょ濡れだった。母と二人で買い物に来ていた私は、すぐに母とおじさんのところへ行き、車椅子に乗るのを手伝った。それを見ていた店員さんが走ってきて、一緒に手伝ってくれた。おじさんは、
「ありがとうございます。助かりました。」
と、言った。
「お店の中まで一緒に行きましょうか?」
母が言うと、おじさんは、
「大丈夫です。ここからは自分で行きます。ありがとうございます。」
と、店員さんと私達に向かって何回もお礼を言い、日焼けしている両手で一生懸命に車椅子を操作して、お店へと向かっていった。その後ろ姿を見ていたら、なんだか悲しい気持ちになった。「一人暮らしかな?」「誰か一緒について来てくれる人はいないのかな?」といろいろ考えてしまった。私の家族や親戚には体の不自由な人はいないが、もし不自由になってしまった人がいたら、誰よりも進んで助けてあげたい、と思った。
 次の瞬間、私は、「あれ?」と思った。母が車を停めた所とおじさんの車が同じ並びにある。おじさんが停めるはずの「思いやりスペース」に別の車が停めてあったのだ。その車は「車椅子マーク」のない車だ。おじさんは、その車が停めてあったので入口から遠い駐車場へ停めざるをえなくなってしまったのだ。
「お母さん、この車が停める場所、間違っているよ。」
と母に言うと、
「そうだね。でも、この車の人たちは気付いているはずだよね。」
と言った。私もそう思った。地面にも大きく「車椅子マーク」が色別に分かりやすく書いてある。誰だって入口の近い所へ停めたいだろう。その日は、とても暑かったからだ。もし、私がおじさんと同じ立場だったら悲しい気持ちになる。
 会計が終わり出口へ向かうと、休憩スペースにおじさんが座っていた。飲み物を飲み、休んでいた。外はとても暑い。これから、入口から離れている駐車場へ向かわなければならない。
 私は家に帰る途中も帰宅後も、なぜかおじさんが気になっていた。
「おじさんは家に着いたのかな? まだかな?」
と、母と話した。おじさんにしてみれば、
「毎日のことだし、何も苦しくないよ。不自由だなんて思わない。みんなと変わりない生活ができるんだよ。」
と、言うかもしれない。親切で声をかけたはずなのに、相手にしてみれば、
「余計なことをして。何も言っていないのに! 自分で出来るから!」
と、気分を悪くしてしまうときもある。嫌な反応がかえってくると、自分まで嫌な気持ちになる。難しいところだ。
 目の不自由な人の為の「音響信号機」がある。音が出る信号機で、安全に横断歩道を渡れるようになっている。目の不自由な人、体の不自由な人、みな同じ一人一人の人間だ。体の不自由な人もそうでない人も住みやすい世の中に、もっともっとなってくれるといい。(一部略)

音楽 本を読もう。

『世界は一冊の本』 長田弘
 本を読もう。
 もっと本を読もう。
 もっともっと本を読もう。

 書かれた文字だけが本ではない。
 日の光り、星の瞬き、鳥の声、
 川の音だって、本なのだ。
 
 本でないものはない。
 世界というのは開かれた本で、
 その本は見えない言葉で書かれている。
  (略)
 人生という本を、人は胸に抱いている。
 一個の人間は一冊の本なのだ。
 記憶をなくした老人の表情も、本だ。
 
 草原、雲、そして風。
 黙って死んでゆくガゼルもヌーも、本だ。
 権威をもたない尊厳が、すべてだ。

 2000億光年のなかの小さな星。
 どんなことでもない。生きるとは、
 考えることができると言うことだ。

 本を読もう。
 もっと本を読もう。
 もっともっと本を読もう。
※長田弘さんは福島県出身の詩人です。


※3年3組掲示板

音楽 税の標語

 3年社会科公民分野で税について学んだ3年生が、安達間税会主催の『税への理解を深めるための標語募集』に応募しました。安達地区10校・682作品の中から二本松税務署長賞に選出された3年1組大内玲那さんが、12月12日(火)表彰を受けました。安達間税会長さんから、「税金は国、県、市町村を動かす大きな血液のようなもの。更に税金について知識を深めてもらい、大人になって納税することに備えてほしい。」とのお話がありました。入賞、おめでとうございます!

  
◇二本松税務署長賞 3年 大内玲那 【税金は 暮らしを豊かにする バトン】 
◇安達間税会長賞 3年 木村直樹  黒澤美咲  遠藤聖

音楽 冬本番

 強い寒気が流れ込んだ影響で、今朝は本格的に雪が降りました。生徒会を中心に早朝からみんなで雪かき! お陰様であっという間に昇降口・校門付近がきれいになりました。雪かきボランティア、ありがとうございます。

 
 
 今後、通学路の凍結や圧雪が予想されます。ご家庭でも、安全な登下校ができるようお声がけください。よろしくお願いします。

音楽 命の大切さを学ぶ授業作文コンクール表彰

 命の大切さを学ぶ授業作文コンクールにおいて、2年生の斎藤育さんが「県民サービス課長賞(中学生の部)」を受賞しました。このため12月11日(月)、福島県警察本部警務部県民サービス課長様、郡山北警察署本宮分庁舎署長様をはじめ4名の関係署員の方がご来校くださり、本校校長室にて表彰式が行われました。おめでとうございます!

 
 

『できることから』  斎藤育
 明日、もう家族に会えなくなってしまったら…。そんなこと考えたくない。でも、実際、急に家族や友達と二度と会えなくなってしまうということは、誰にでも起こり得るのだ。
 命の大切さを学ぶ授業で、17年前の事件で家族を失った方の講話があることを先生から聞いた。大事な話だとは分かったけれど、どこかで講話の1つ、と割り切って考えていた部分があった。でも、そんなに簡単に考えられる内容ではなかった。入江さんが家族ととても楽しく生活していたこと、家族が大好きだったこと、その様子が目に浮かんだ。そして、家族が急にいなくなることが、どれだけ辛いことか、そしてこの事件で入江さんの人生がどれほど変わってしまったのかが、はっきりと分かった。「明日、家族がいなくなります」そんなこと、誰も教えてくれない。だから、いなくなってしまってから後悔してももう遅い。私はどうだろう。家族との時間を大切にできているだろうか。
 最近、父や母に生意気なことを言ったり、ひどい態度をとったりしてしまうことがある。「だめだな」と思っていても、つい、思ったことをすぐに言ってしまう。でも、今回の講話を聞いて、もっと家族との時間、会話を自分なりに大切にしようと思った。それは、自分のためだけでなく、家族のためでもある。家族の会話や絆で防ぐことのできる事件や事故もあるかもしれないからだ。自分にできることがあるなら、防げることがあるなら、やってみようと思う。
 私にとって家族は、大切な存在であり、かけがえのないものだ。でも、自分の命、家族の命、友達の命、大切だと分かっていても実際に何か行動していたわけではなかった。講話を聞いて、そのことに気づくことができた。事件や事故がなくなってしまえば良いけれど、それは現実には難しい。だからこそ、自分にできることからやってみようと思う。まず、家族や友達との時間を大切にすることから始めたい。(一部略)

音楽 専門委員会

みんなのために、わたしにできること
学校のために、わたしたちにできること
2学期、がんばりました
具体的に動けば、具体的な答えが出ます
振り返って、また3学期、委員会活動、がんばります

 
   

音楽 生活習慣病予防講話【1学年】

メタボ。


 
12月7日(木)、学校医のさくらクリニック浅和定徳先生をお招きして、1年生を対象にした生活習慣病予防講話が行われました。生徒たちは、「生活習慣病は動脈硬化につながるこわい病気」「甘いものしょっぱいもの脂っこいものを控えるように今から気をつけなければならない」と、将来の健康を見据えて、自分の生活習慣を改善していこうという意識をもったようです。バランスのよい食生活をはじめとした規則正しい生活は、子どもたちのよりよい成長に欠かせないものです。ご家庭でのご協力、よろしくお願いします。


 
 

【生徒の声】

僕は、生活習慣病はタバコやお酒が原因だと思っていたけど、メタボリック症候群も生活習慣病だと教えてもらって、早くご飯を食べないことやよくかんで食べること、たくさん体を動かしてゲームをやりすぎないことが大切だということがわかりました。

◇私は生活習慣病という言葉は聞いたことがありますが、どういう病気で体にどんな影響があるのか詳しくは知りませんでした。今回の講話を聞いて、生活習慣病は食生活や運動不足が原因で、血管が切れてしまったりする恐ろしい病気なんだと知ることができました。生活習慣病になりたくないので、自分の生活を見直してならないように気をつけます。

◇今回生活習慣病のことを聞いて、僕が一番ヤバイと思ったのは、夜更かしをして生活習慣病になり、いずれは動脈硬化になり、脳卒中などの危ない病気になってしまうということです。僕は結構夜遅くまでゲームなどをして夜更かししています。しかし、今回の講話を聞いて危ないということを知り、僕は動脈硬化にはなりたくないので、これからはもう少し早く寝ようと思いました。