大玉中学校日記

2015年8月の記事一覧

魯竹区役所表敬訪問・歓迎晩餐会 ~「友好の翼」旅行記 Part3~ 

 【7月29日(水):2日目 その2】
 魯竹区役所に到着した一行は,会議室に案内され、双方の代表があいさつした後、準備いただいた台湾風のかき氷(団子や芋?を材料にした麺、木の実などの上に氷をのせ、その上から黒蜜のような甘味料をかけたもの。台湾では人気のスイーツらしい)を食べながら、区長さんをはじめ各課の課長さんたちとの懇談となりました。「日本の学校が実施している体験教育を台湾の学校で導入しようとしても実現が難しい。」計画的で子どもたちの主体性を重視する日本の体験教育のすばらしさを語る区長さんの言葉が印象的でした。最後に教育長が、大玉村から区長さんへ記念品である起き上がり小坊師を贈呈しました。そのお礼として、区長さんから、一行全員がマスコット人形、マグカップ等の記念品を頂戴しました。
  16時30分、表敬訪問を終えた一行は近くのレストランに移動し、魯竹区主催の歓迎晩餐会に参加しました。区長さんを始めとする役所の職員や大竹中学の校長先生を始めとする先生方とテーブルを囲みながら、教育の話題を中心に話が弾みました。鮑の姿煮やフカヒレのスープ、白身魚の姿蒸しなど、この日も中華のコース料理を堪能しました。「昼食で出されたボリュームある料理や区役所でのかき氷でお腹がいっぱいになり、晩餐会の食事はきつかった。」贅沢な悩みを口にする生徒もいたほどです。
  17時50分、改めて本日の交流会・晩餐会に関する感謝の気持ちを伝えるとともに今後の交流を約束し、桃園市を後にした一行は、この日最後の見学先である台北101に向かいました。台北101は、高さ508m、101階建てのビルで、2004年から2008年までは世界一の高さを誇った、台北のランドマークです。スコールによる天候不順が心配されましたが、この日の視界は良好。完成時はギネス世界一に認定された高速エレベーターに乗り、89階、高さ382mからの360度の夜景を楽しみました。また、展望台にあるショップで、台湾に来て初めてのお土産品の購入も楽しみました。
  21時30分、この旅行の最大の目的である交流活動を終えてホテルに戻りました。生徒たちは、若干疲れも見えましたが、大役を終えたその表情から確かな達成感を感じ取ることができました。
(つづく)


         魯竹区役所の職員と                         鮑の姿煮   


         台北の夜景