2015年6月の記事一覧
大玉中学校40年の歩み Episode1 校歌の制定(1976年) その2
「藪田先生(校歌の作詞者)は,初秋の頃,作詞のイメージを求め大玉村においでになりました。安達太良山をバックにした新校舎をながめられてから県民の森より大玉の郷土をのぞみ,ひろびろと豊かな地域ですね,とささやかれました。」
この記述から,校歌一番の歌詞には,県民の森から見下ろした,実り豊かな黄金色の田園風景が,三番の歌詞には,今の校庭から見上げた安達太良山とその背景に広がる澄み切った秋の青空が見事に表現されていることを知ることができました。
昭和を代表する二人の芸術家の手により生み出された大玉中学校の校歌。これからも,本村の美しい四季の情景を思い浮かべながら,心を込めて歌い継いでいきたいものです。
昭和51年度(1977年) 創立当初の大玉中学校
貴重な情報を提供いただきました ~民生児童委員学校訪問~
学校からは,生徒の学校生活の様子をお知らせすると共に,地域や行政からのバックアップを必要とする事例を報告させていただきました。出席者からは,学校以外の場でのあいさつや公共施設での整理整頓など,中学生の社会生活における課題や地域が抱える問題点などをご指摘いただきました。今後もお互いの情報交換を密にし,子どもたちの健全育成のため協力していくことを確認して散会となりました。
大玉中学校40年の歩み Episode1 校歌の制定(1976年) その1
創立40周年に当たり,校長として何か残せることはないかと考え,校長室に保管されている「学校沿革誌」や「学校要覧」,「20周年・30周年の記念誌」,「卒業アルバム」などの資料や聞き取り調査をもとに,40年の歩みをいくつかのテーマに分けて整理し,学校だよりで紹介しようと考えました。なお,お読みいただいた際,事実の異なる記載や更に詳細な情報などがございましたら,学校の方へお寄せいただければ幸いです。Episode(エピソード)1は「校歌の制定」です。
創立20周年記念誌のなかで,初代校長の桑原光男先生は,校歌制定の経緯について次のように記しています。
「私は昭和50年4月,大玉中学校に着任致しました。校舎は建築中であり,生徒は旧校舎でそれぞれ学習しておりました。その年の6月修学旅行に同道したときのことです。バスガイドがあいさつの後,さあみなさん元気よく校歌を歌って参りましょうと音頭をとった。ところが「校歌ないもん」という生徒のつぶやきがあった。しかしバスガイドはその意味を理解できないで,キョトンとしてしまった。それで,帰校後直ちに校旗と校歌の制定に取り組みました。…」(原文のまま)
作詞,作曲者のプロフィールをまとめました。
【作詞者】藪田 義雄(1902-1984) 大正・昭和期の詩人 「沙羅」主宰。
神奈川県小田原市出身,法政大学英文科卒。大正7年より北原白秋門下となり,晩
年の白秋の秘書をつとめ,また日本音楽著作権協会理事,詩と音楽の会副会長もつとめた。詩集に「白沙の駅」「岸花」「水上を恋ふる歌」「散華頌」「藪田義雄全詩集」,
著書に「評伝・北原白秋」「わらべ唄考」「夏鶯」などがある。他,民謡集,歌劇・合唱曲など多数。
【作曲者】
岡本 敏明(1907-1977) 昭和期の作曲家 国立音楽大学名誉教授
宮崎県宮崎市出身,東京高等音楽学校(現・国立音楽大学)卒。玉川学園,成城小学校,東京高等音楽校(現・国立音楽大学)で教鞭をとり,昭和15年から5年間,日本放送合唱団で合唱を指揮した。戦後は文部省図書編集委員となり小,中,高校の音楽教科書,学習指導要領の編集に当たり,毎日学生コンクール合唱部門審査員も務めた。またこの間,25年から国立音楽大学で教え,50年同大名誉教授に推された。「どじょっこ,ふなっこ」「テデウム」などの作品があり,著書に「実践的音楽教育論」「合唱のよろこび」など。
「大人のあいさつ運動」実施 ~更生保護女性会の皆さんと~
ソフトボール準優勝!バレーボールも第3位 ~村連P親善球技大会~
前日の雷雨でグランドコンディションが心配されましたが,早朝より,事務局である玉井小学校PTAの方々のグランド整備により,無事予定どおり大会を進行することができました。ありがとうございました。
ソフトボール競技では,午前中の予選リーグを2勝で勝ち上がった本校Aチームと玉井小Aチームの決勝戦となりました。試合は双方点の取り合いとなりました。6点差を跳ね返し,一時は8-6と逆転する粘りを見せましたが,相手チームの堅い守備に阻まれ,惜しくも9-18で敗れました。目標としていた優勝には後一歩届きませんでしたが,随所に見せた好プレーで大会を大いに盛り上げました。バレーボール競技では,Aチームが予選リーグ1勝1敗で,残念ながら決勝進出こそ逃しましたが,3位決定戦で見事勝利を収めました。
夕方5時から商工会館で開かれた閉会式では,ソフトボール優勝の玉井小に村長杯が,バレーボール優勝の大山小に教育長杯が贈られました。その後行われた懇親会では,それぞれの健闘を称えつつも,9月6日に開催される南達大会への決意を新たにしました。
大会に参加した本校PTA,並びに大会,懇親会の準備,運営に当たられた玉井小学校PTAの皆様方に,改めて感謝申し上げます。
予選リーグ第2試合。エースの好投で4-0で見事完封勝利!
予選リーグ第2試合。要所でポイントを上げ,フルセットの熱戦を制し見事勝利!
押山村長からソフトボール優勝の玉井小へ村長杯の授与。来年こそは…。
おおたま学園の後輩が学校探検 ~玉井小2年生 生活科~
小さな隊員達は,本校の佐藤教頭先生を隊長として授業中の各教室や体育館,武道館などを訪れ,「中学校の秘密」に触れました。探検を終えた一行は校長室で質問タイムです。
「何教科勉強するのですか?」「生徒は何人いるのですか?」「トロフィーはいくつあるのですか?」
教頭先生が答えに窮する質問もありました。5年後の入学をお待ちしております。
冬場の部活動に朗報! ~屋内運動場,来年3月完成~
※ 6月11日(木)福島民報に掲載
後輩へ良き手本は示せたかな? ~小中合同のあいさつ運動~
最後に生徒会長から参加した小学生に次のメッセージが伝えられました。
今日は,私たち生徒会と共に,あいさつ運動をしていただきありがとうございました。中学生のあいさつはどうでしたか?
私たちは「あいさつ日本一プロジェクト」を行っています。このプロジェクトは,その名のとおり,あいさつ日本一になるための活動です。あいさつ日本一になるための基準を決め,それに向かって全校生徒があいさつを行っています。たとえば「誰にでもあいさつができる生徒」「目があったらすぐにあいさつができる生徒」など,できることから活動を行っています。
しかし,このプロジェクトは,大玉中学校が日本一になるためだけで行っているわけではありません。私たち中学生のあいさつを通して,この大玉村全体をあいさつ日本一にしたいと考えています。ですから小学生の皆さんも元気のよいあいさつをして,子どもたちから大人へ,あいさつの気持ちよさ,大切さを伝えていけるように頑張っていきましょう。
今日はお疲れ様でした。
高野人母美選手,見事チャンピオンに!
を獲得しました。ジャッジ3人全員が80―71のフルマークをつける完勝でした。
高野選手といえば今年の3月4日,ボクササイズ講座開催のために本校を訪れ,今の2.3年生と一緒にボクシングを取り入れた運動で汗を流してくれた選手です。
試合後のインタビューでは「本当に夢を見ているような気持ちです。私はいい加減な人間だったけど,自分の運命を変えるのは自分次第だと思いました」と目に涙を浮かべてコメントしています。今後は防衛を重ねるとともに,更に上の世界チャンピオンのベルト獲得に向けて頑張ってほしいと思います。
NPO法人CWS JAPANの協力で本校を訪れ、当時の1,2年生にボクシングを指導する高野選手(2015.3.4)
学校周辺通学路のゴミ拾い ~2年ボランティア活動~
次年度は,おおたま学園として,たとえば両小学校の高学年の児童と一緒に,同時刻に活動することも可能ではないでしょうか。小学生が拾ってきたゴミを,中学生が分別してまとめる,子どもたちが作成した「ポイ捨て禁止」の標識を一緒に設置するなど,さまざまな共同作業の可能性が考えられます。
福島県安達郡大玉村
玉井字的場93番地
TEL(0243)48-3300
FAX(0243)48-2909