大玉中学校日記

大玉中学校40年の歩み  Episode5 部活動の移り変わり その2

〈相撲部〉
 20周年の記念誌によると,第3代校長中澤剛太郎先生の強い思いとPTAの協力,村からの財政援助等もあり,昭和60年3月,大玉中に相撲場が完成しました。部活動としては昭和61年度から特設部として活動を開始しています。柔道部の生徒が,かけ持ちで参加する場合が多かったようです。
 「完成後間もなく私は転任の辞令を受け取った。土俵上での生徒の雄姿を見ぬまま去ることは,誠に忍びがたいものがあった。幸い,後任の校長も私の意志をよく理解し,継承を約束してくれた。やがて大玉中相撲部は地区大会県大会優勝を果たし,全国大会出場の偉業をなしとげた。(平成6年度)この快挙を耳にして嬉しい限りであった。その後も伝統を引き継いで活躍していると聞く。」(創立20周年記念誌 第3代校長 中澤剛太郎)相撲は特設部として平成14年度まで大会に参加していたようですが,翌年より廃部となりました。
  
  下の表は,本年度の大玉中の常設の部活動です。創立当時はなかったサッカー,陸上競 技,吹奏楽,美術はいつ頃創部されたのでしょうか。

     野球(男),バレーボール(女),ソフトボール(女),バスケットボール(男女)
     ソフトテニス(女),卓球(男),剣道(男女),サッカー(男),陸上競技(男女)
     吹奏楽(男女),美術(男女)〈サッカー部〉

 相撲と同じ昭和61年度から活動を開始しています。生徒数が増加し400人に迫ろうとする時代であったことが,部活動を増設する後押しになったのではと思われます。
サッカー部の初代顧問であった林尚先生(現福島市立西信中学校長)から,当時の様子をお聞きしました。「私は赴任する前の年から,創部は決まっていたようです。校庭が使えなかったため,毎日村民グランドに移動し,サッカーゴールを起こし,固定してから練習を始めました。練習が終わればまた撤去する毎日でした。最初の頃は大会に出ても惨敗続きでしたが,創部三年目にして初めて県北大会に出場することができました。」(つづく)

   昭和62年度柔道(男)      平成6年度相撲(男)      昭和62年度サッカー(男)