大玉中学校日記

2年間の実践の成果を公開 ~「おおたま学園」公開授業研究会~

 11月25日,大山小学校を会場に「おおたま学園公開授業研究会」が開催されました。キーワード11は「人権教育」。「共によりよく生きる子どもの育成 ~自分の大切さとともに,他の人の大切さを認めよう~」を研究テーマに昨年度から2年間にわたり「おおたま学園」として5つの幼稚園・小学校・中学校が協働で実践してきた研究の成果を公開しました。大山小からは4クラス,玉井小からは3クラス,大玉中からも前回の学校だよりで紹介した3クラスが授業を公開しました。
 県内外から約150名の参加者があり,研究会は大きな成果を上げて終了することができました。授業の提供にあたった3名の先生方は,教科の本質と向き合いながら,試行錯誤しつつも多くの先生方の助言を得て,渾身の授業を提供してくれました。これからの授業づくりの貴重な財産になったことと思います。多くの参観者の視線を受けながら授業に取り組んだ生徒達にとっても,緊張感の中で得たものは少なからずあったのではないでしょうか。その他の先生方も,校内授業研究会を通して,生徒の「人権」に配慮した授業の実践に取り組んできました。
 今回の研究指定で,私が感じた一番の成果は,「人権」をキーワードに「おおたま学園」を構成する5つの幼・小・中の結び付きが,より緊密になったことだと感じています。一つの会場で幼稚園と小・中学校が同時に授業を公開したり,研究の成果を話し合う研究会の開催には多くの困難が生じます。本研究会でも,中学生が使う机の大きさ一つとってもクリアすべき問題は少なくありませんでした。事前に幾度も検討を重ね,知恵を出し合い,今回の公開授業研究会をつくりあげるプロセスで結び付いた先生方の連帯感は,今後の「おおたま学園」の運営にとって貴重な礎となることでしょう。


          1年3組 道徳                  2年1組 数学


        3年2組 美術