大玉中学校日記

「大人になる学校」へ入学した君たちへ ~入学式校長式辞~

 4月6日,押山村長様をはじめ,多くのご来賓の方々に見守られながら本年度の入学式が挙行され,真新しい制服に身を包んだ82名が晴れて大玉中の一員となりました。
  私からは以下の二つの話をしました。(抜粋)
一つは、社会人として生活していくためのマナーやルールをしっかり身につけてほしいということです。
 小学校と中学校はどこが違うのでしょうか。
 中学校というところは、これは大人になる学校なのです。小学校は子どもの学校、中学校は、今は子どもですけれど、大人になる学校なのです。何か違いがあるのでなかったら、小学校を卒業して、中学校に入学し直さなくても、小学校に九年間いればよいわけです。中学校は大人になる学校、従って大人になっておかしなことは、全部やめてもらうところです。三年間のうちに一人前の大人としておかしくないことを身につけるのです。たとえば、自分でできる事は、できるだけ他の人の手助けを受けないでできるようにすることです。生徒会活動や部活動など、生徒による自主的な活動が行われています。早く上級生のやり方になれてほしいと思います。また、社会では通用しないマナーやルール違反は学校でも通用しないということを学んでいくことも大切なことです。
  二つ目は、中学校は義務教育の最終段階であり、中学校を卒業すると自分で進路を選ぶことになります。多くの人は高校進学を目指すことになりますが、そのためには確かな学力を身につけなければなりません。
 確かな学力は、知識をただ暗記するだけで付くものではありません。基礎・基本を確実に習得することに始まり、課題意識をしっかり持って学習に取り組み、自分の力で解決しようとする意欲を持ち、みんなで切磋琢磨したり協力したりする学習を通して身につけていくものです。
  これらの学力は、高校進学のための学力だけでなく、これからの時代を生きるために必要な「生きる力」なのです。
 本校の先生方は、皆さんに「確かな学力」を身につけるためいろいろな工夫を凝らして授業を行うよう計画しています。先生方の指導をよく聞いて、学習に励んでください。もし、わからないことがあったら、不安を抱えていないで、先生や友達に勉強の仕方を聞くようにしてください。 

「安達太良山に抱かれた心ふれあう豊かな村」「日本で最も美しい村」大玉村の中学生として誇りを持ち,悔いのない中学校生活を送れるよう,教職員一同全力で取り組んで参りますので,皆様方からのご支援とご協力をお願いいたします。