大玉中学校日記

学校保健委員会~肥満の原因と対策について意見を交換~

 10月28日午後,学校保健委員会が開催されました。近年多様化,深刻化する子どもの健康問題の解決のため「学校」「家庭」「地域社会」が連携し,必要な知識や技能を持った専門家の協力を得ながら,解決のための対応策等を研究協議することを目的としています。
  今回は,養護教諭や保健主事・学年主任を中心とする教職員の代表7名に加え,PTAの代表として武田PTA会長さんと角田厚生副委員長さん,関係機関代表として村健康福祉課の菊地さん,指導助言者として学校医の吉田先生,学校薬剤師の遠藤先生に参加いただきました。
  最初に,養護教諭から本校生との定期健康診断の結果と生活習慣アンケートの結果の報告がありました。質疑の後,本校が抱える健康問題の中で「肥満」に焦点を当て,原因と対策(防止策)に関するグループ協議を実施しました。
  各班から出された意見を集約すると,肥満の原因としては「食生活や家族の生活スタイルの変化」「運動不足」「食に関する知識の不足」「生活習慣」などが指摘されました。その対策としては,幼稚園や小学校から取り組むべきもの,両親のみならず,祖父母の理解を必要とするもの,学校の授業や部活動で取り組む必要があるもの,村の健康福祉課などと連携して実施すべきものなど,様々な意見が出され,大変充実した協議となりました。早期に実現が可能な対策や防止策につきましては,本年度中にも検討していきたいと考えます。
  表に示したとおり,肥満は本校の喫緊の課題です。学校保健委員会では,まずは家族全員で「肥満度」を算出し,必要があれば早期に対策を取ることを提案いたします。

◎肥満傾向児とは,肥満度が20%以上のものである。  肥満度=[実測体重(kg)-身長別標準体重(kg)/身長別標準体重(kg)×100(%)]