大玉中学校日記

大玉中学校40年の歩み  Episode1 校歌の制定(1976年) その2

 さらに,桑原先生は記念誌の中にこう記しています。
 「藪田先生(校歌の作詞者)は,初秋の頃,作詞のイメージを求め大玉村においでになりました。安達太良山をバックにした新校舎をながめられてから県民の森より大玉の郷土をのぞみ,ひろびろと豊かな地域ですね,とささやかれました。」
  この記述から,校歌一番の歌詞には,県民の森から見下ろした,実り豊かな黄金色の田園風景が,三番の歌詞には,今の校庭から見上げた安達太良山とその背景に広がる澄み切った秋の青空が見事に表現されていることを知ることができました。
  昭和を代表する二人の芸術家の手により生み出された大玉中学校の校歌。これからも,本村の美しい四季の情景を思い浮かべながら,心を込めて歌い継いでいきたいものです。


昭和51年度(1977年) 創立当初の大玉中学校