大玉中学校日記

最終日,いよいよ帰国の途に ~「友好の翼」旅行記 Part6~

 【7月31日(金):4日目】
 早朝6時、ホテルをチェックアウト。バスで台北松山国際空港へ向かいます。車内では朝食用のパンとジュースが支給されました。到着後すぐにスーツケースを預け、出発ゲート前で4日間お世話になった現地ガイドの石黒さんとお別れの記念撮影をしました。大竹中学との交流会、魯竹区役所表敬訪問における通訳や移動中のバスの車内及び故宮博物院、龍山寺でのガイドとして本当にお世話になりました。手荷物検査を終え、出国手続きを済ませた後、出国ロビーにある免税店で、搭乗開始の時間まで最後のショッピングを楽しみました。
  来るときとは違い、帰りのエバー航空192便羽田行きは定刻の7時45分、台北松山空港を離陸しました。搭乗後真っ先に行ったこと、それは行きの便で途中になった映画「シンデレラ」の続きを見ることでした。ところが…。視聴できる映画のリストから「シンデレラ」が消えていました。この旅最大のショックでした。帰国後はレンタルビデオ屋に駆け込みそうです。その代わりに、同じディズニー映画の最新作「トモローランド」がリストに加わっていました。気分を切り替えて鑑賞することにしました。ところで、帰りの機内でもハプニングがありました。近くの席に座っていた台湾人と見られる男性が突然床に倒れたのです。キャビンアテンダントが処置をしていましたが、しばらくして「お客様の中で医師や看護師がいれば協力願いたい」という趣旨の機内放送が流れました。テレビや映画でよく目にしていたシーンですが、実際に初めて遭遇しました。幸い倒れた男性は大事に至らなかったようです。機内食は、台湾風うどん(幅が広く、もちっとした食感)に豚肉のソースをかけた料理を選択しました。独特のスパイスがきいた料理も食べ納めと思いつつ,味わっていただきました。192便は順調にフライトを続け、11時30分、予定よりも少し早く羽田空港に到着しました。
 入港検査を受け、スーツケースを受け取り出迎えのバスに乗り込みました。夏の厳しい日差しを感じましたが、湿気はそれほどでもなく日本の戻ってきたことを肌で感じることができました。12時過ぎに羽田を出発、首都高速から東北自動車道に入り、13時15分、羽生サービスエリアに立ち寄り、飲食スペースをお借りして用意されたこの旅最後の食事となる弁当を食べました。
  17時10分、ほぼ予定通りの時刻に保健センターに到着しました。到着式で教育長さんの「短かったと思う人?」の問いかけに、参加生徒全員が迷うことなく一斉に手を上げた光景、迎えに来た保護者や先生方と笑顔で対面する生徒の表情がこの派遣団の成果を物語ってくれました。


                         松山空港                             機内食  
 
             
                        到着式