208わくわく「大玉村人権フォーラム」

 12/17(土)に村農村環境改善センターにて「令和4年度大玉村人権フォーラム」が開催されました。はじめに、福島県立平支援学校に勤務されている越前由喜先生から「みんなが主役~認めあう社会を目指して~」というテーマでご講演をいただきました。生まれつき耳が聞こえなかった越前先生は、小学校3年生の時にバスケットボールと出会い、「聞こえないことが悪いことではない」ということを学んだそうです。そしてデフバスケットボール(聴覚障がい者によるバスケットボール)の日本代表にも選出されるほどに成長しました。越前先生は、最後に「障がいは個性ではない。人はみんな違って当たり前。自分が輝ける場所、活躍できる場所が必ずある。誰が何と言おうと『自分が主役』であることを忘れないでほしい。」とメッセージを送りました。

 講演の後、村人権作文コンテストで入選した児童・生徒に対する表彰が行われました。本校から11名が入選し、賞状をいただいてきました。代表して特選を受賞した児童・生徒が作文を朗読しました。本校児童が書いた「ふつうって何だろう」という作品は、「ふつう、◯◯だよね」と友だちから言われたひと言が心に刺さり、悩み苦しんだ経験を書いたものでした。前向きな気持ちに変えてくれたのは、やはり友だちのひと言でしたが、「ふつう」という日常よく使われている言葉の重みを考えさせられました。受賞した皆さん、おめでとうございました。