初任者研修研究授業

 今回は算数の授業を行いました。導入では、子どもたちに時間内に〇をたくさん書かせるゲームを行いました。2つのチームに分けて最も〇を多く書いた子どもを基準に比べたのですが、どうしても片方のチームがもう一方のチームの1.5倍の差が出てしまいました。そこに疑問をもつ子どもたち、そうです実は2つのチームの計測時間が異なっていたのです。子どもの「なぜ?」「どうして?」を引き出す素晴らしい導入でした。問いをもった子どもたちは、時間も〇の数も異なる2つのチームのどちらが〇を多く書いていたのかを比べるために自力解決、そして全体共有を行いました。子どもたちから様々な解決方法が出されました。1秒に何個〇を書いたのか、90秒で何個〇を書いたのか、〇を1つ書くのに何秒かかったのか・・・これらを先生がコーディネートして思考を整理し、単位あたりの量で比べることで比較できることを子どもたちは身に付けることができました。参観している私たちも興味関心が高まる授業でした。